
4両 |
適 用 |
銅製 |
寸 法 |
【幅】 約 43×29mm 【高さ】 約20mm |
No |
CR016 |
価 格 |
¥7,000 |
【 分銅 】
江戸時代の銀貨は、丁銀および豆板銀すなわち秤量銀貨であり、
両替商において天秤で量目(質量)を測定してから通用価値が定められました。
この時用いられた分銅は青銅製で不正を防止する観点から彫金を本職とする、
後藤四郎兵衛家のみ製作が許され、これ以外のものの製作および使用は
禁止されました。
そのため寛文5年(1665年)の度量衡統一以来幕末まで200年以上に亘って
尺貫法の質量の単位である「両」および「匁」は均質性が保たれています。
この分銅の形は蚕の繭をかたどったものといわれており、江戸時代初期に
生糸貿易が盛んで、生糸は貴重品とされたためといわれています。
また両替商の看板も分銅を意匠とした物で銀行の地図記号として
今日に伝えられています。
分銅の表には重さの表示、裏には「後藤」の字と後藤家の花押、
そして全面に後藤家の家紋の五三の桐が刻印されています。
一から十までは、「壱弐参肆伍陸漆捌玖拾」と書き、「両」は、金貨の貨幣単位
ではなく、中世以来の重さの単位で、1両=10匁=37.5グラムです。
両替商では、50両、30両、20両、10両、5両、4両、3両、2両、1両、
5匁、4匁、3匁、2匁、1匁、5分、4分、3分、2分、1分の
19種類で1セットの分銅を使っていました。
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